健康保険料率は都道府県別に 〔 H21.9.28 〕

「協会けんぽ」都道府県別保険料率に改定
 中小企業で働く従業員やその家族を対象としている政府管掌健康保険は昨年の10月に設立された「協会けんぽ」が運営しています。設立より1 年以内に都道府県別の保険料率を決定するとされていましたが、今年の9 月より地域別の保険料率が決定し、導入される事となりました。従来の全国一律の保険料率では、疾病予防等地域の取り組みで医療費を下げても、その地域の保険料率に反映されないという問題点がありました。今後は地域の取り組みで医療費が下がれば保険料率も下げることができる仕組みとなります。

年齢構成の違いや所得水準の違いは調整
 都道府県毎の保険料率については、中高年齢層の割合が高い等地域間の年齢構成の違いによる医療費や所得水準の差がそのまま保険料率に反映されるのではなく、調整したうえで、保険料率を決定する事となっています。又、平成25 年9 月までは、都道府県間の保険料率の差を小さくする激変緩和措置を行い、平成21 年度については実際の保険料率と全国平均の保険料率(8.2%)との差は10 分の1 に調整されています。


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